- つやつや白くてころんとした形。今月はなんとも愛嬌のある野菜、かぶのお話です。ところで、「かぶ」と聞いて思い浮かべるのはどんなサイズの、どんな色のものでしょうか?かぶは全国各地で栽培されており、なんとその数約80種類!当然、さまざまなサイズ、色、形があるのです。私たちの静岡県に流通しているのは、東京の金町古かぶを改良した「小かぶ」が主流ですが、それ以外にも、変わったところでは島根県産である津田かぶ、山形県の温海(あつみ)かぶなどの赤かぶがあります。また有名な特大サイズのかぶとしては聖護院かぶが挙げられます。聖護院と名のつくものは大根だけではないんですね。聖護院かぶは5キロほどの重さを誇り、京都名物の千枚漬の材料になります。そんなかぶがわが国に伝来したのは弥生時代とも奈良時代とも言われていますが、歴史は非常に古く、いろいろな地方に土着し栽培されたために、市場には多種類のかぶが流通するようになりました。伝来したばかりのころのかぶは高級野菜で、当時は貴族しか口にすることはできなかったといいます。かぶの旬は秋と春。秋のかぶは水分豊富でやわらかなもの、一方春のかぶは瑞々しくしゃきっとした歯ごたえです。今月は春のかぶの料理方法などをご紹介してゆきましょう。
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