- 駿河湾の特産品として名高いサクラエビ。サクラエビ漁は春と秋の2回に分けられます。ちなみに、サクラエビの町として知られる由比町の今年の春の解禁日は3月28日夜。その日から6月6日の朝までのほんの2ヵ月が漁期です。秋の漁期も11月から12月のたった2ヵ月。サクラエビの産卵期は比較的長く6月から10月ごろまでで、その期間は漁が禁止されてしまうため、年間を通してもサクラエビの捕獲時期はほんの4ヶ月と、とっても短いのです。今日のサクラエビ漁の基となる出来事が起こったのは、1世紀以上前の、明治27年。ふたりの漁師が一緒に漁をしていたところ、たまたま網の網に付いた浮き木が外れ、浮き木をつけずに海中に網を沈め、引き上げたところ、偶然大量のサクラエビが獲れたことがサクラエビ漁の起こりといわれています。サクラエビは世界中に30種類以上の仲間がいると言われますが、天然を捕獲して食用にしているのは日本の沿岸部に生息するサクラエビだけ。英語ではStardust Shrimp(星屑のエビ)と呼ばれるサクラエビ。もともと、透明な体を持ち、海の中ではキラキラと星のように輝くことから名づけられたのでしょうが、実は身体を包む薄い殻には赤い色素がたくさん含まれ、水揚げすると綺麗なピンク色になることや、天日に干した姿が一面桜色のカーペットを敷きつめたように見えることなどから名づけられたサクラエビという呼び名は、サクラエビ漁が盛んな日本ならではの和名、なんとも風情があってステキな名前も、静岡の春の風物詩にふさわしいですよね。
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