- その見た目が鹿のしっぽに似ているところから、漢字では「鹿尾菜」と書く、真っ黒な海藻類ひじき。日本人との馴染みは古く、縄文、弥生時代からカルシウムを摂るための重要な栄養源として食べられていたと言われています。店頭では乾物コーナーで一年中手に入るひじきですが、実は旬は早春。岩場に生育するひじきは、3〜4mmの太さで、長いものでは1メートルほどにまで成長します。海の中では濃い緑で、柔らかな春を過ぎると、食用には向かなくなります。伸びた芽の部分を‘芽ひじき・米ひじき・姫ひじき’、長くのびた茎を‘長ひじき・棒ひじき’と呼びます。現在国内で流通しているひじきの多くは韓国と中国で養殖された輸入品。国産品は長崎・千葉・三重県などが主な産地で、いずれもすべて天然モノ。その希少価値から、近年、国産ひじきは非常に高価になってしまいました。ひじきは、渋みが強いので、採取されたあと、煮たり、蒸したりしてから食べやすいサイズに小さく切って乾燥させるのが一般的。生ひじきとして販売されているものも、一度乾燥したものを戻しているものが多いのだとか。最近では新しく“ゆでひじき”なる商品もお目見えしますますひじきが身近になっています。
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