- オランダミツバやセルリーとも呼ばれるセリ科の植物“セロリー”。店頭では1年中見かけるセロリーの旬は、産地によって大きくふたつに分かれています。静岡県でのセローの収穫期は冬から春にかけて、まさにこれからが旬。ちなみに、長野県などの寒冷地でのセローリの旬は夏から秋です。さて、独特の香りが特徴的なセロリーですが、そもそもの誕生は、地中海地方。紀元前12世紀頃のエジプトの墓ではすでにセロリー原種が発見されています。さらに、ギリシャ人はセロリーの葉を月桂冠として用いてもいました。セロリーの持つ独特の香りを、崇高なものとして宗教的な儀式に取り入れていたのかもしれませんね。食用として普及し始めたのは中世のこと。当初は香辛料として使用されていました。日本には、オランダ人が持ち込んだことでオランダミツバと呼ばれるように。ただし、さらにさかのぼること、豊臣秀吉の時代。朝鮮出兵した、加藤清正が持ち帰り『清正人参』と呼ばれたという説もあり、以外にも日本での歴史は長いセロリーだったのですが、いずれにしても、日本で広く食されるようになるのは、それよりずっと後、昭和30年代。家庭の食卓に洋食が広く普及してからのことだったのです。
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